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2023.12.07

トピックス

対馬プラネタリーヘルスプロジェクトにおける現地遠征を実施

 

 固有の自然、文化、生態系を持つ魅力的な対馬では、シカやイノシシの増加による農林被害や山林荒棄、マダニ媒介によるヤマネコのSFTSウイルス感染、海岸線を埋め尽くすほどの海洋漂着ごみなど深刻な環境問題に直面しています。

 対馬プラネタリーヘルスプロジェクトは、(株)YAMAP、対馬市との連携のもと、学生有志により環境教育スタディツアーの企画を立案するプロジェクトで、2023年11月18日~19日に対馬遠征を実施しました。

 まず、遠征に先立ち事前研修として、対⾺に対しての情報収集、ツアー企画⼿法の説明、コンセプト⽴案・アイデア発想等を学びました。

 遠征1日目には、城⼭登⼭を行い、対馬の歴史、文化、地形等について知識をインプットし、引き続き、赤島にて海ごみの視察を行いました。また、対馬市SDGs推進課の職員から海ごみの現状や対策について講話していただき、意見交換を行いました。

 遠征2日目には、日韓海岸清掃フェスタ、丸徳水産が提供する海体験ツアーにも参加し、ごみの分別回収や水産業の観光資源化について学び、最後に振り返りワークショップを行いました。参加者からは、映像等では見たことのあった海洋漂着ごみを実際に見たときは衝撃を受けた、今回の経験を周りの人にも共有し、今後の環境保全への取り組みに活かしていきたい等の意見が挙げられました。

 なお、今回の遠征を受けて、事後研修も実施予定です。